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荀子

荀子思考が創り出す、未来社会③ 君子と小人

それまでの儒家たちは神話的な統治者、三皇五帝を理想の君主とした先王論であるのに対し、荀子はそれは神話であって人間の空想が描いた理想像であり、もっと現実に努力して頑張った先王たちを解析し、その中から君子の要素を見出そうと試みたため、君子像が非常に具象化されている点であり、これは現代のリーダー論にも活用できる内容である。

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荀子思考が創り出す、未来社会② 帝王学の始

今回は、荀子をその人生から追ってみた。

荀子は他の諸子百家と違い、貴族階級の出身だ。

そして大きな特徴は、50歳になるまで彼に関する記録がないことだ。そして、50歳に入りいきなり動き出す。故郷を離れ、留学するのだが、家族はどうなったのか。

当時の事だから、孫までいただろう。

そこから30年間、孫ほどの学生たちと共に論争し、学び、還暦になってから活動の場を広げ、自分のアカデミーを創設する。

東洋思想 荀子

荀子思考が創り出す、未来社会① 学問のすすめ

世界の 長期的な発展ビジョンを捉えるのに、中国との友好的な交流や実務面での協力体制は不可欠である。 中国は何を考え、 どの方向に行くのか。 一党独裁体制だからこそ、 そのトップの志向を捉えればよく、古からの常道だ。今回から、現在のトップ、習近平総書記 が農場労働時代の青年期に愛読したと言われるのが荀子だ。

タオの世界 未分類 東洋史観 東洋思想

ビジネスリーダー達の東洋思想《老子と学ぶ人間学》⑫無用の用

老子と学ぶ人間学シリーズ最終回は、一番好きな言葉「無用の用」にした。ITの時代、時代遅れの手作業の事務処理など、無用だと思うだろうが、無用だと捨て去る前に、これは「無用の用」ではないかと考えることも大切だ。それが出来る人財に用はないのか。一見無用だと思うものを活用できる力こそ、経営者の技量なのかもしれない。