20204年 甲辰年を考える(木我理恵)
木我理恵さんは、東京...
算命学の根本原理であり、
世界最古の人物解析法 「古典暦学」を、
躍動する東アジア社会における
コンサルティング技法として確立、
実践的活用法を展開しています。
古典暦学は、言語に違う異民族を理解し、
活用する技法として発展してきました。
その知見を活用することで
多様性に寛容で自由な社会の創造を
実現したいと願っています。
それまでの儒家たちは神話的な統治者、三皇五帝を理想の君主とした先王論であるのに対し、荀子はそれは神話であって人間の空想が描いた理想像であり、もっと現実に努力して頑張った先王たちを解析し、その中から君子の要素を見出そうと試みたため、君子像が非常に具象化されている点であり、これは現代のリーダー論にも活用できる内容である。
今回は、荀子をその人生から追ってみた。
荀子は他の諸子百家と違い、貴族階級の出身だ。
そして大きな特徴は、50歳になるまで彼に関する記録がないことだ。そして、50歳に入りいきなり動き出す。故郷を離れ、留学するのだが、家族はどうなったのか。
当時の事だから、孫までいただろう。
そこから30年間、孫ほどの学生たちと共に論争し、学び、還暦になってから活動の場を広げ、自分のアカデミーを創設する。
世界の 長期的な発展ビジョンを捉えるのに、中国との友好的な交流や実務面での協力体制は不可欠である。 中国は何を考え、 どの方向に行くのか。 一党独裁体制だからこそ、 そのトップの志向を捉えればよく、古からの常道だ。今回から、現在のトップ、習近平総書記 が農場労働時代の青年期に愛読したと言われるのが荀子だ。
老子と学ぶ人間学シリーズ最終回は、一番好きな言葉「無用の用」にした。ITの時代、時代遅れの手作業の事務処理など、無用だと思うだろうが、無用だと捨て去る前に、これは「無用の用」ではないかと考えることも大切だ。それが出来る人財に用はないのか。一見無用だと思うものを活用できる力こそ、経営者の技量なのかもしれない。
今回は孫子と老子の比較論。 日本で出版されている書籍は、 すべてマイルド孫子で、 本家本元の孫子の兵法とはかけ離れており、 そんな「可愛い系」孫子を、 本当の孫子と思われても困るし、 かといって、本当の中国版 「孫子」はドン引きされてしまう。そのため、孫子は様々な所に登場して貰いブログを続けていきたい。
欧米主導の時代は重視されてこなかったが、アジアが、特に中国が力を得るに従い、株式相場や政治の動きなどにおける、干支暦の影響は軽視できない。 街のあちらこちらに、虎のイラストや写真が飾られているので、人々の心に虎が入り込み、迷いを払拭し、潔く判断、勢いを持って駆け抜ける、虎のように動く、群衆心理が形成される。
日本のZ世代は、世界の中でも特殊である。 成長過程において賃金が下がり続けたのは日本だけであり、日本では、人口比わずか14%だが、世界人口では32% およそ1/3を占めている。日本のZ世代だけコロナ禍の中で、世界の潮流の中に取り残されてしまうのではないか。 Z世代と老子は非常に相性がいい。老子に学べ!Z世代!
GAFAMを生み出したアメリカの起業家育成システムだ。その成功率は1割以下とされ、その成功が巨万の富を生み出すため、その可能性に賭けるという金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者のような考え方だ。武士道の国、日本にはイノベーションは生まれるのか。その視点から、武士道と起業家エコシステムをテーマに考察してみた。
今回から、老子が今の時代にいたら、今のあなたにどのようなアドバイスをしてくれるかという視点で考えてみる。東洋哲理の基礎理論は、三元思考論だ。私たちの住む空間は、縦、横、高さの3方向に広がりを持つ三次元空間だ。未来は四次元へ、五次元へと世界を拡げようとしているが、全ての思想の根底にあるのが、三元思考論だ。