易経物語 繋辞上 第1章
簡素論 〜シンプルさ...
算命学の根本原理であり、
世界最古の人物解析法 「古典暦学」を、
躍動する東アジア社会における
コンサルティング技法として確立、
実践的活用法を展開しています。
古典暦学は、言語に違う異民族を理解し、
活用する技法として発展してきました。
その知見を活用することで
多様性に寛容で自由な社会の創造を
実現したいと願っています。
それまでの儒家たちは神話的な統治者、三皇五帝を理想の君主とした先王論であるのに対し、荀子はそれは神話であって人間の空想が描いた理想像であり、もっと現実に努力して頑張った先王たちを解析し、その中から君子の要素を見出そうと試みたため、君子像が非常に具象化されている点であり、これは現代のリーダー論にも活用できる内容である。
今回は、荀子をその人生から追ってみた。
荀子は他の諸子百家と違い、貴族階級の出身だ。
そして大きな特徴は、50歳になるまで彼に関する記録がないことだ。そして、50歳に入りいきなり動き出す。故郷を離れ、留学するのだが、家族はどうなったのか。
当時の事だから、孫までいただろう。
そこから30年間、孫ほどの学生たちと共に論争し、学び、還暦になってから活動の場を広げ、自分のアカデミーを創設する。
世界の 長期的な発展ビジョンを捉えるのに、中国との友好的な交流や実務面での協力体制は不可欠である。 中国は何を考え、 どの方向に行くのか。 一党独裁体制だからこそ、 そのトップの志向を捉えればよく、古からの常道だ。今回から、現在のトップ、習近平総書記 が農場労働時代の青年期に愛読したと言われるのが荀子だ。
老子と学ぶ人間学シリーズ最終回は、一番好きな言葉「無用の用」にした。ITの時代、時代遅れの手作業の事務処理など、無用だと思うだろうが、無用だと捨て去る前に、これは「無用の用」ではないかと考えることも大切だ。それが出来る人財に用はないのか。一見無用だと思うものを活用できる力こそ、経営者の技量なのかもしれない。