ビジネスリーダー達の東洋思想《老子と学ぶ人間学❿》老子に学べ!Z世代
日本のZ世代は、世界の中でも特殊である。 成長過程において賃金が下がり続けたのは日本だけであり、日本では、人口比わずか14%だが、世界人口では32% およそ1/3を占めている。日本のZ世代だけコロナ禍の中で、世界の潮流の中に取り残されてしまうのではないか。 Z世代と老子は非常に相性がいい。老子に学べ!Z世代!
日本のZ世代は、世界の中でも特殊である。 成長過程において賃金が下がり続けたのは日本だけであり、日本では、人口比わずか14%だが、世界人口では32% およそ1/3を占めている。日本のZ世代だけコロナ禍の中で、世界の潮流の中に取り残されてしまうのではないか。 Z世代と老子は非常に相性がいい。老子に学べ!Z世代!
GAFAMを生み出したアメリカの起業家育成システムだ。その成功率は1割以下とされ、その成功が巨万の富を生み出すため、その可能性に賭けるという金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者のような考え方だ。武士道の国、日本にはイノベーションは生まれるのか。その視点から、武士道と起業家エコシステムをテーマに考察してみた。
今回から、老子が今の時代にいたら、今のあなたにどのようなアドバイスをしてくれるかという視点で考えてみる。東洋哲理の基礎理論は、三元思考論だ。私たちの住む空間は、縦、横、高さの3方向に広がりを持つ三次元空間だ。未来は四次元へ、五次元へと世界を拡げようとしているが、全ての思想の根底にあるのが、三元思考論だ。
社会・経済活動によりエネルギーが消費され、この100年の間温暖化が急激に進み、今までに経験したことのない異常気象が発生しており、その影響は温暖化に責任のない、途上国にすむ人たちに多大な影響を与えており、環境問題は同時に貧困や格差の問題にもなっている。 老子は今のこの状態をみたら何というだろうか。
老子のように無為自然に自然と共調して生きるには効率性が大切だ。天中殺、易学というと 古典教養のある人は、「東洋哲理の真髄」というが、 何も知らない人は、「占い」だといい、 非科学的で前時代的なものだと誤解するが、古来より用いられたこの技術を活用することで、無駄なく効率的に自然と共生して生きることが出来るのだ。
インキュベーターとは、創業間もない企業を支援し、 事業化を促進する概念として紹介されたのが、 今から20年余り前のこと。 アメリカでは約60年前からあるという。 その文化から、GAFAが生まれ、数多くのイノベーションを産みだしている。 孔子的世渡り術と老子マインドの事業展開こそ日本的イノベーション原理かもしれない。
ニッポンに元気がないと言われているが、そもそも元気とは何か?ハリウッド映画のロボットは人間に脅威を与える存在で描かれることが多いが、ニッポン人の描くロボットは、人に幸せを与える友人的な存在だという。元気ではなく優しさの時代。テクノロジーを脅威ではなくそこから幸せを感じるものにすることで、新たな可能性が生まれればと願う。
ポストモダニズムに、老子の言葉でリライトすると、面白い程符号する。孔子の時代から老子の時代へ。ポストモダニズムという観点から考察してみた。共感を呼び起こすには、消費者の民族としての経験、考え方の深層を捉える必要がある。文化や哲学、歴史、地理、美術など、従来のマーケティング分野では軽視されていた分野の知識こそ大切だ。
老子は、人間の心の底にある深淵なる深淵をのぞこうとすると、判断力に時間がかかるという。うわべであれば早いのだ。幸福感も同じこと。うわべであれば判断のスピードは速くなるが、日本人はどうしても、上司や社内派閥、OBなどの想いまで、深淵なる深淵まで考えてしまう。その根底に「不変のもの」があるにより、変化の速度は促される。
今の若者は目標達成時の金銭的インセンティブ」に関心が薄く、バブル時代を経験した中高年上司には、自分の部下は勿論のこと、子供達の事も理解できないというが、東洋思想的に見ると、単に時代が孔子から、老子に変化しているだけであり、新人類でも何でもない。
その流れを敏感に感じとるかどうかでマーケティング全体が変わるだろう。
東洋古典を学びを更に深めるために、当協会は2021年9月より新たな挑戦を始めます。
水滴石穿(水滴も同じ位置に落ち続ければ、いずれ石に穴をあけることができる)の精神で、日々の精進こそ教養を修養する唯一つの方法です。今回からビジネス活用・人間力強化・メンタルヘルスケアの3つに分けて発信して参ります。
どんな環境であれ、物事を始める時は、新春のように清々しく厳粛な気持ちで行わねばならない。中小M&A推進計画の政府支援策が提示されている。今までの事業を清算し、新たな展開を迎える機会は増加するだろう。不採算部門を統合する際も、新春の空気で行うことが大切だ。終わりは、始まりである。しっかり終わらせて始めることが大切だ。