今回は伊藤真由美先生に、今年と来年の干支暦に基づく予測についてお話を伺えればと思います。
伊藤先生は秋田にて鍼灸治療院を経営されていらっしゃいます。
2024年からは、女性治療家を対象に暦学カウンセラー養成セミナーを開催されます。
そんな真由美先生に、伺って参りました。
まず、今年の癸卯年について教えていただけますか?
真由美先生:
はい、今年は癸卯年で、60年周期の中で38年目にあたります。
干支の「癸」は水の元素を象徴し、内面の豊かさや柔軟性、適応力を意味します。
「卯」は十二支の4番目で、兎を表し、速さや敏捷性、機敏さを示します。
そういう意味からも、癸卯年は、
内面的成長や自己発見に重点を置き、感受性や直感に基づく決断が重要な年でした。
皆さま、そのような決断をなされたでしょうか。
真由美先生は、秋田県にて鍼灸治療院を経営されていらっしゃいます。
今年の状況と干支との関係を教えて下さい。
真由美先生:
秋田県では、夏の猛暑と水不足により野菜の成長に影響があり、米の収量も減少しました。
過去の癸卯年には大きな自然災害があり、
天明の大飢饉が発生しています。
しかし、現代は技術の進歩がなければ、今年も同じ状況になっていたかもしれません。
癸卯年は雨をもたらす年ですが、
過多な雨は作物にとって逆効果になることもあります。
雨は水、情報、知識というワードと結びつきます。
そのため、適した場所を見つけて根を張ることが大切であり、
水を流すこと、情報を循環すること、外部の変化にも目を向けることが大切です。
今年の延長に来年があります。
癸卯年は2024年2月3日まで続きます。
まだ間に合いますので、今年度の活動をそれぞれ総括してみてください。
ありがとうございます。
最後に来年 2024年2月4日からの
甲辰年をどのような年にしたらよいのか、
アドバイスを戴けないでしょうか。
真由美先生:
来年は甲辰年で、60年周期の第9年に当たります。
「甲」は木の元素を象徴し、新しい始まりや成長、活力を意味します。
「辰」は十二支の5番目で、龍を表し、変化や多様性、強さを示します。
言葉からイメージする甲辰年は、新たな成長と変化に満ちた時期で、活力と発展が期待される年です。
過去の甲辰年を見ると、大きな経済的転換がありました。
現代では、デジタル通貨の普及など、新しい経済形態への移行が進んでいます。新しい情報を追いかけながらも、過去の出来事や歴史、そして偉人たちがどう行動したかを捉えることが重要です。
未来にばかり目を向けずに、過去も考察することで、これから起こる大変化に対して柔軟に対応し、明るい未来を目指して戴けたらと思います。