謹賀新年 2021年
今年もよろしくお願い致します。
旧暦活用の暦学では、算命学・四柱推命
春分が新たな年となりますが、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ちなみに今年は、
暦の調整上、124年振りに春分が2月2日になるため、
一日早く辛丑の年が始まります。
辛丑というように、干支暦で時代を把握する術が
暦学にはあるのです。
新年のご挨拶と共に、
辛丑年について考察してみましょう。
辛丑年
辛丑年を考察する前に、
コロナで揺れた2020年 庚子について振り返ります。
庚子の「庚」とは、
金属及び金属加工品・大きな岩を意味します。
子は流動する水・知識という意味。
「庚子年」とは、
ITの進化や海外からの大きな潮流の中で、
2019年の様々な現象が強まり、
明確に変化を強いられた年。
否が応でも動かざるを得ない状況に陥る年でした。
庚をかのえ(金の兄)は、金属の兄貴
辛をかのと(金の弟)は、金属の弟
つまり、庚と辛は兄弟なので、
2020年と2021年は1セットになります。
庚が大きな岩、
辛は小さな岩、石という意味があり、
庚の大きな岩が削られることで小さな石にもなる。
何が大きな岩を削るパワーがあるかというと、
水の力。
東洋では、「水」を「知性」「情報」という言葉に
置き換えて考えるため、
2020年に起きた現象を、
知恵や情報で研磨する。
それを玉石(宝石)にするか、
砂利で終わらせるかは、
それぞれの生き方にかかっていると
解釈していきます。
「丑」とは、湿った土。つまり泥。
「辛丑」とは、泥の中に宝石がある状態。
兄の動きに応じて弟が動く。
2020年の動きに応じて、2021年が動き出す。
時代考察において、兄は外(海外)から動き、
弟は内(国内)から動くとあるので、
2020年はコロナパンデミックという海外の出来事で動かされ、
その結果として、
2021年は、国内に大きな動きが生じるでしょう。
そこで、2021年を見据えるヒントとして有効なのは、
兄の動き。
つまり、コロナ禍が日本にもたらしたものは何か、
冷静に考察することで、2021年の動きが推測できます。
コロナウィルス自体より、コロナがもたらしたもの。
働き方改革、
社会全体のデジタル化、
赤字国債の拡大、
副業、
リモートワーク、
社会の潮流をしっかりと捉えながら、
混沌とした泥沼の中から宝石を掴む。
玉石混淆といいますが、
玉を掴むか、小石を掴むか。
または掴んだと思った玉が価値がないものだったり、
小石だと思ったものが、磨けば玉に変化したり…
2021年はどんな困難な状況に陥っても
諦めず、掴んだ石を手にし、
その中から新たな可能性を見出ていく。
丑の文字は紐に通じ、
「今まで曲がっていたものを伸ばす
「始める」「結ぶ」「掴む」などの意味があります。
今まで曲がっていた社会構造を伸ばす
デジタル推進といいますが、
利権などで曲がっていたものが
どこまで伸ばすことが出来るのか。
今までみて見ぬふりをしてきたことを、
どこまで是正出来るのか。
そしてもうひとつ、「丑」の文字には、
何かをつかみとろうとする
赤ちゃんの掌という意味があります。
赤ちゃんのように無邪気な気持ちで、
混沌とした世界、どうなるか分からない事業に
素直に手を突っ込んでみて、可能性をつかみ取ること。
赤ちゃんの挑戦ですから、
大型投資をする必要はありません。
廻りの人の手助けで、出来る範囲かどうかがポイント。
そして、
「辛」の意味には、「辛い」という意味もあります。
例えどんなに辛いことがあっても、
必ずその中に可能性がある。
だからこそ、好奇心を抱いたことには、
出来る出来ないはおいて置いて、
純粋な気持ちで手を突っ込み、
何も考えずにチャレンジすること
稚児のエネルギーなので、
無理せず、まずは好きな事から。
それがお金になるかどうか、
小石か玉かは置いておいて、まずは掴み、
磨くことで玉にする。
今ここで伝えたいことは、
マスクとZOOMの下で鎖国してはいけない!
何をすべきか見つからなくても、
まずは無邪気に、素直に、好奇心をもって
手を突っ込みチャレンジしよう。
出来ない!と思ってはいけない。
世の中がこのようにリセットされると、
恐らく90%の人達が、
この新しい世界のスキームの中で
赤ちゃんなんだから。
だから、素直になれる人が勝利者になれる!
例え宝石を掴んでも、
例え小石であっても、面白がればいい。
2021年の挑戦の結果は、
2023年に大きく表れます。
小石を掴んだと思っても、
2023年には
光輝く玉石になる可能性もあるのだから。