東洋の深層心理学×カウンセリング=暦学士カウンセラー
本日7月19日は、当協会の伝承医術部対象の
オンラインでのカウンセリングソリューション講座を開催させていただきました。
当協会は医療の国家資格を持つ医療従事者の方々とタッグを組み、
東洋の深層心理学である「暦学」を、従来のカウンセリングと融合し、
日本におけるカウンセリング 業界のさらなる発展を目指し、
「暦学士カウンセラー」の養成を行なっております。
“こころ”からからだを癒す
身・心・命のトータルケア
暦学士カウンセラー養成クラス
「伝承医術部」の詳細はこちらから▼▼▼
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日本のカウンセリング 業界は遅れている!?
第一回目のカウンセリング ソリューション講座では、
日本におけるカウンセリング 業界の現状をお話しさせていただきました。
簡単に、日本のカウンセリング 業界の「今」を一つシェアします。
「5分間診療」と「投薬治療」
精神科では初診の場合には30分診察しないと医師は初診診察料をもらえませんが、
2回目以降の診察では、5分以上診察すれば1回分の診察料をもらえるという制度があります。
これが「5分間診療」であり、病院サイドとしては1日に一人でも多くの患者を診療すれば
それだけ収益が上がるので、回転率重視の診療が増えています。
その回転率を上げるためにあるのが「投薬治療」です。
とりあえず薬を処方する・・・
そういった感じでしょうか。
この二つが重なって、適切なソリューションがないまま
カウンセリング が行われているのが、
日本におけるカウンセリング 業界の「今」です。
他にも「変えていかなければ!」と思う点はありますが、
とにかく、世界(特に欧米諸国)から見て、
日本のカウンセリング 業界は遅れていると言われています。
日本人の心にあった「東洋のカウンセリング 」
そんなカウンセリング 業界を変えていくために、
伝承医術部では、東洋の深層心理学である「暦学」を活用した
実践的なカウンセリング ソリューションの創出を行なっております。
学んだままのただの知識で終わらせるのではなく、
先生方の気質や特性、強みを活かした上で、
しっかりと技術として習得いただき、
先生方が、今までの診療や治療、施術に加え、
カウンセリング による心のケアを行なっていただけるよう
サポートさせていただいております。
今、「カウンセリング」とされているものは、
アメリカ・ドイツを中心に発展を遂げてきたもので、
その歴史は120年程と、意外と歴史が浅いのです。
なかなか、日本人に合わないのも無理はないですよね。
だからこそ、「暦学」という、
約3500年前より脈々と受け継がれる
東洋の深層心理学をカウンセリングと融合させることで、
本当の意味で、私たち日本人の心に合ったカウンセリング ができるのです。
ソリューション講座はかなり実践的!
Case Study 2代目社長と古参幹部社員の関係性をどう構築するか?
実際にカウンセリング 現場では、
クライエントの様々な問題と向き合い、
心を癒し、そしてクライエント自身が
ソリューションを見つけ出すサポートをしなければなりません。
そこで、カウンセリング ソリューション講座では、
毎回、様々なケースを取り上げ、
どのようなソリューションを提案するか?
を、先生方と考察しております。
今回のケースは、2代目経営者の悩み
「古参幹部社員との付き合い方」
ということで、先生方とソリューションを導き出す
そして、ソリューションを導き出すために用いるのは、
相談者と関係者の「生年月日」のみ。
これが肝です。
相手の話を詳細まで聞いて答えを導き出すのではなく、
生年月日のみで、相手の性格や、悩みの原因、
そして人材の活用方法など、様々なソリューションを導き出せるのが、
この暦学という知識の優位性であり、本来の活用法です。
(※古代中国において、暦学は軍略と人心掌握のための帝王学であった)
今回はこのような相談事例をもとに、
先生方にソリューションを導き出していただきました。
どの先生方も非常に実践的で、
そして聞いていて心に染み渡っていく感覚になるような
ソリューションをプレゼンいただきました。
5月より実際にカウンセリング 事業を開始いただき、
現場で多くの方々と向き合われている先生方だからこその
言葉のエネルギーと説得力を感じさせていただいた時間でした。
実際の先生方のソリューション
渡辺知樹先生 (山形県 宮町整体院)
まず、相談者である2代目経営者の方の気質を考察したところ、
気質上、行動力がある反面で雑なところもあるので、
幹部社員Aに対しては、その雑さを感じさせない様、
目的と計画を伝えることがポイントである。
それを伝える時は、
Aとの相性の良い先代社長を通して、
計画や目的、そして想いを伝えると良いだろう。
Aの気質を考察していくと、
冷静な努力家で、
今まで積み重ねてきたものを大切にし、
灸な変更などを嫌う質だということが見えてくる。
もし、会社の調和が乱れる可能性のある決断をするときは、
先代社長とも十分に相談するといい。
Aとの関係性を構築し、力を発揮してもらうには、
目的の共通理解が必要である。
Aは物事を上手く締めくくる能力に長けているので、
今、Aとの長い付き合いのあるクライアントはAに任せて、
相談者自身は自分の"NO.2"を育成する準備をすると良い。
そして、相談者の気質上、トップで引っ張っていくというよりは、
現在一線を退いている先代社長の様な立場で社業をサポートのが向いているため、
10年後、20年後に向け、その流れを作っておくと良いでしょう。
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伊藤真由美先生 (秋田県 出羽治療院)
まず、自然法を活用すると、
相談者さんは「10月の黄金色に輝く稲穂の中にある玉石」のような人であると考察します。
その風景から見える相談者さんの人間性は、
地道な努力の積み重ねと、周りの人々を労える要素を持った人物だと捉えます。
また、強い上昇志向を持っていますが、
どちらかというと、「補佐」に向いているため、
サポート役として会社を運営していくのはどうでしょうか?
また、大器晩成型なので、早く芽を出そうと焦らずに、
客観的に組織を捉えられる存在になると良いでしょう。
辰巳天中殺ということで、
家系離脱運を持っており、そのため2代目社長という立場は、
少し精神的にも窮屈な思いをされているのではないでしょうか。
その中で、実力のある幹部社員のAさんとの関係も加わって、
やりにくさも感じておられることでしょう。
今までの流れをすぐに変えることは難しいので、
3年→5年→7年→9年と奇数年で節目を作り、
12年でご自身の理想の会社にしていかれると良いでしょう。
よく、「2代目経営者が会社を潰す」と言われていますが、
逆に、2代目のリーダーによって、さらに発展した組織もあるのです。
それが江戸幕府です。家康の跡を継いだ「徳川秀忠」の生き方に学びましょう。
秀忠自身は家康の優秀な家臣たちに対して「学びの姿勢」で接し、
その中で、秀忠と志を同じくする家臣を味方につけていったとされていて、
それが、盤石な江戸幕府を作ったと言われているのです。
古参幹部社員Aに対しては学びの姿勢で接し、
その中で自分の志を伝えていく。
そして組織は聖徳太子の十七条憲法にあるように
組織の基本は「和を以て貴しと為す」です。
それぞれの違いを活かし、一つのことを成していく。
その違いをお互いに認識し合い、活かし合うためにも
たくさんコミュニケーションを取ってください。
そして、社長という立場に囚われず、
謙虚な姿勢と学びの心、そして感謝の気持ちを持って、
自分の理想の会社を作っていってください。
▶︎▶︎▶︎伊藤真由美先生の紹介ページはこちら
柳田千鶴子先生 (福島県 あたみリフレはり灸院)
相談内容によると、2代目社長自身は古参幹部社員Aを
「目の上のたんこぶ」のような存在だと思っていることがわかります。
しかし、お互いの相性を見てみるに、
Aは相談者の良い補佐役になれるであろう要素をたくさん持っています。
暦学で解析すると、Aは私利私欲も少なく、
先代社長とともに、会社を守ってきた人間だということがわかります。
Aの持つその質を生かすために、
相談者自身は何をすれば良いかというと、
「目標と計画の明確化と、それの共有」です。
その上で、Aに役割を与えていくことが重要です。
Aの実力を信頼して、
大きな役割を与えてもいいでしょう。
相談者とAの「意識の行動領域」を
それぞれ見ていくと、
お互いの意識は共有できないが、
逆に、自分に足りない(意識が及ばない)範囲を
補い合える関係だということがわかります。
Aが得意なのは、自分より目下の人間
部下たちへ意識を向けることです。
相談者自身にはその意識が少ないため、
Aの力を借りることで、組織が盤石になっていくでしょう。
相談者自身は、自分がトップに立って
会社を進めていくというタイプではないので、
組織全体の利益を考え、
Aをはじめとする、全社員の力が発揮できる様な環境や、
関係性を作っていくことが大切になってくるのではないでしょうか。
▶︎▶︎▶︎柳田千鶴子先生の紹介ページはこちら
暦学を取り入れることで・・・
「非常にプラクティカルなソリューションが導き出せた」
と仰っておられました。
カウンセリングと「暦学」をドッキングさせることで、
相手はどんな言葉を求めていて、どの言葉を渡せば受け取るのか?
を、推測することができます。
こうすることで、
より効率的かつ効果的なカウンセリングを
展開していけるのです。
真剣に日本のカウンセリング 業界を発展させようと、
志高く取り組んでいただいている先生方には、
本当に頭が下がります。
先生方がより現場でご活躍いただける様、
今後も私たちは先生方のサポートに徹し、
表裏一体となって、日本のカウンセリング 業界を
発展させて参りたいと思います。
伝承医術部の皆さま、本日はお疲れ様でした。
どんどん前進していきましょう!
最後までお読みくださいありがとうございました。
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