老子と学ぶ人間学 第12章 最終回だ。
今回は、私の一番好きな言葉「無用の用」をテーマにした。
無用の用は、よく見渡すと結構ある。
そしてその全てが用をなした途端、ビジネスの原動力になっている。
親から譲られた事業など、古臭い事務処理も多く、これは無用だと思うが、無用だと捨て去る前に、これは「無用の用」ではないかと考えることも大切だ。
例えば、カーナビでどこにでも行ける時代、地図など無用に思うかもしれない。
だが衛星が何らかの故障をきたし、カーナビが使えなくなったら、「地図を読める人」は用のある人になる。
私は姪に、土地勘のない場所で地震に遭遇したら、迷わず55歳以上の女性を頼りにせよといっている。
無用になった感覚を今でも有しているからだ。
そう考えると、無用を用として活用できるか否かこそ、
経営者の技量なのかも知れない。
山脇史端
一般社団法人数理暦学協会
下記サイトに要約文を掲載させて戴いております。
当協会はアジアビジネスコンサルタントとして
暦学を提唱させて戴いております。