現在のマーケットの潮流を一言で表すと何になるか。
モダンマーケティング(近代マーケティング)
の次ということは、
ポストモダン マーケティングか。
恐らく未来の人は、
別の言葉で表すだろう。
だがとりあえず今は、ポストモダニズムにしておこう。
ポストモダニズムに、老子の言葉でリライトすると、
面白い程符号する。
孔子の時代から老子の時代へ。
人間の思考法など、2000年位では変化しない。
時代はどう動くのか。
今回はポストモダニズムという観点から考察してみた。
Facebookの投稿を読んでいて感じることは、
モノや自社商品を案内するのではなく、
コトやストーリーを伝えながら
ブランディングをしている人が多い点だ。
そこに、地域貢献や地球環境、
内的な問題を絡めることで、
多くの人の共感を呼び起こし、
自己マーケットを創出している。
人間の共感力は、日常生活に他の意味があることや、
自分に関する矛盾を回避する傾向がある。
故に、多くの共感を呼び起こすには、
消費者の民族としての経験、考え方の深層を捉える必要がある。
それには、文化や哲学、歴史、地理、美術など、
従来のマーケティング分野では軽視されていた分野の知識こそ大切だ。
和の思想、東洋哲理は、
一部の人の趣味・教養と捉えられ、
マーケッターの必須科目ではなかったが、
ポストモダン時代のマーケッターには、
この学びこそ、次の時代を読み解くために必要不可欠の知識ではないか。
山脇史端
一般社団法人数理暦学協会
下記サイトに要約文を掲載させて戴いております。
当協会はアジアビジネスコンサルタントとして
暦学を提唱させて戴いております。
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[…] 出典:東洋古典運命学「老子と学ぶ人間学③ ポストモダニズム老子時代」 この記事は著者に一部加筆修正の了承を得た上で掲載しております。 […]