今回は重職心得箇条で学ぶ、
経営者を支える者の心得の最終章だ。
佐藤一斎は幕府の大學であった
昌平坂学問所の儒官(総長)であり、
美濃の岩村藩の江戸詰めの家老の息子で、
幼少期から非常に優秀な人物だったという。
この一斎の門下生には、
佐久間象山、山田方谷などがおり、
幕末思想に大いなる影響を与えているのだ。
その一斎が自分の出身の岩村藩のための
まとめたものが、
聖徳太子の十七条の憲法になぞらえて書き記したのが
重職心得十七条だ。
今回はその最終章を紹介する。
重職とは、
重々しい存在でなければならないという
一条に始まり、
最終章では、厳しいばかりではダメで、
物事を始めるには、春を迎える時のような楽しさでもって
執り行えばならないと述べている。
パンデミックの影響で、将来の見通しが立たないと
嘆くだろうが、
幕末の日本は、今に比べものにならないレベルの
困難な時代だったのではないか。
だからこそ、
重職は重々しい存在でありながら、かつ、
始めるときは春のある如きものなりと、述べている。
それでは、最終章、
下記のnoteの記事を参照してほしい。
山脇史端
一般社団法人数理暦学協会
下記サイトに要約文を掲載させて戴いております。
当協会はアジアビジネスコンサルタントとして
暦学を提唱させて戴いております。
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[…] 出典:東洋古典運命学「始める時は春のある如き 人心を一新せよ」 この記事は著者に一部加筆修正の了承を得た上で掲載しております。 […]