適職とは、自分に最適の仕事、
自分に向いている仕事のこと。
それでは…
天職とは何か。
天下のために、役立つことが出来る仕事、
天の在り方を実現することが出来る仕事。
自分とは、自分に分けられたもの。
自分に分けられたものを知ることが、
自分を知ること。
誰が分けたのか。
天(宇宙)が分けたものであり、
どのように分けたかは
干支暦に記されている。
干支暦で自分を知るという事は、
天がどう分けたか、
何を分けたかを知るということ。
つまり、干支暦には
適職も天職も記されているが、
まずは自分自身に説いてみることが
大切なのだ。
私たちは生きている。
つまり、
生まれた瞬間から、死に向かっている。
老死という運命は、不可避なもので、
天が万人に定めた不変の運命。
太古の昔から、皇帝たちは、
不老不死の妙薬を求めて、抗ったが、
その運命を変えることは出来なかった。
勿論今も。
当時から比べると、
寿命は倍以上延びたが、
老死の運命から逃れたものは誰もいない。
その当たり前の事実に対し、
知ろうとしないで、
気が付かないふりをして、
今を生きているのではないか。
それでは、天職が見つかる前に、
人生は終わってしまう。
だからこそ、自分に説いてみよう。
生きている時間とは有限であり、
枠がある中で、どう生きるべきなのか。
今まで何をした時が
一番楽しかったのか。
天は枠を決めたが、
どう生きるかは、実は
個々の裁量に委ねている。
つまり、
天が私たちに分け与えた自由なのだが、
自由であるということに、
私たちは気づきながら、
勝手に先入観や固定概念を作ってしまって、
気づこうとしないのだ。
それでは天職など見つけようがない。
天職とは何か?
こころのままに活動できるもの。
率先して出来る仕事。
周りの人が喜ぶために、
利他の心で尽くせる仕事。
自分、会社のためという枠を超えて、
天のために
天下のために行える仕事
周りの人が喜んでくれれば嬉しいと感じ、
率先して行える仕事
それこそ心が満足できる仕事であり、
それこそが、
天職ではないだろうか。
自分を知り、より良い人生を生きるための
干支暦学