数理暦学士とは? 孫子… 諸葛孔明… 陰陽師 養成講座?!
天地人三歳 自然学を熟知し、人物分析力の知識があり、時代考察が出来る知識を有する学問、それこそが数理暦学であり、その知識を現在のビジネスに活用し、包括的な物の観方を身に着けた人物こそが 数理暦学士である。そもそも孫子の兵法とは、古代中国春秋時代の呉の将軍であった孫武の兵法と、その子孫であり、戦国時代、斉の軍師となった孫臏の兵法の二つのものを示している。孫臏没後間もない頃、孫臏の兵法を斉の国に留学し学んだのが亡国の国、中山の将軍楽毅であり、その楽毅の兵法に憧憬し、模範としたのが諸葛孔明である。諸葛孔明の活躍した時代は、日本では邪馬台国にて卑弥呼が登場した頃であり、その卑弥呼の用いた鬼道とは、中国道教にその源がある。
卑弥呼から約700年後、安倍晴明が陰陽師として活躍する。 晴明は、陰陽師賀茂忠行・保憲より陰陽学・天文道を学んだ。天文道とは、天体を観測・記録し、その地上への影響について研究する学問であり、それこそが中国大陸から伝えられた陰陽五行説に基づく干支暦である。日本書記の記述によると、推古天皇の時代に、百済から観勒という僧侶が暦本や天文地理書などを携えて来日したという記録がある。
推古天皇が聖徳太子と共に律令制を制定した際、暦法・天文道を司る部署として、陰陽寮を役所として設置、我が国の国家基盤となった官僚制度に組み込まれた。その後、暦法は賀茂家から幸徳井家、天文道は安倍家から土御門家へと系譜され、明治4年、暦法が欧米諸国に合わせる為、現在のグレゴリを暦に改暦されるまで、暦を決める責を負った。その陰陽師になる為の教科書に、「周易」「新撰陰陽書」「黄帝金匱玉衡経 」「五行大義」がある。どれも古代中国から伝わる陰陽学の経典だ。
数理暦学とは、この陰陽学の経典に中国本土に伝わる推命学の技法を取り入れ構築された学問である。そういう意味では、孫子・諸葛孔明・安倍晴明になる為の講座かも知れない。
この学問は、古の時代から中国支配者が大切にしてきた秘儀の学問である。この学問を学ぶ事で、人がどう考え行動しているのか論理的に分析することができる。又、中国が覇者となり描き始める世界の中で、相手の考えを知ることにより、日本人としての誇りを持ち彼らと対等に渡り合う事ができるだろう。
尚、この学問の編纂にあたり、当協会の有識者と共に日本人の道徳心に適合したものを解釈の中心にしていることで、算命学・四柱推命など他学派と解釈に相違がある事は、予めご留意戴きたい。