感動! そしてメチャ可愛い! 広島から飛行機に乗って通ってきてくれている末本瑞恵さんは、地元で英語学校を経営されていらっしゃいます。
この絵を描いてくれた画伯は、中2の男子達。 日頃から絵を描くのが好きな2人に、「今から話す昔話を絵にしてみて」と言って描いて貰いました。すぐに「十二支の話?」と気付きましたが、そこに十干が関わっている
ことはわからならかったので、絵が完成した後に話してあげました。
干支にとても興味を持ってくれたそうです。 子供達にこそ干支理論を教えたい! アルファベットを覚える前に、本当だったら覚えて欲しいよね…十干十二支。
「むかしむかし、小さなネズミ(子)が大きな河(壬)で遊んでいました。丑と未は近くの田畑(己)で草を食べ、大きな木(甲)のそばでは寅が寝ていました。少し歩くと、お花畑(乙)があり、そこで卯が飛び跳ねていました。巳はロウソク(丁)のそばをニョロニョロと這い、午は太陽(丙)の下を元気よく走っていました。そこへ、お腹を空かせた申がやって来て、道端に落ちている鉄の塊(庚)を誤って食べてしまいました。宝石(辛)のように輝くトサカのある酉が、それを見て笑い転げました。突然、雨(癸)が降り出したので、亥は真っ直ぐ家に、辰と戌は山(戊)に帰って行きましたとさ。」
末本さんは広島に数理暦学を是非広めたい!と、Air通学で毎回広島よりご参加下さっている頼もしい味方です。 是非広島でこの学問を広めて下さい!
大樹の下で涼んでいる寅、河の側にただずむネズミ、鋼鉄を食べようとしている申なんてメチャ可愛い! 炎天下にいる午はとっても暑そう…草花の間をポーンと飛ぶウサギのとぼけた姿、丑と未が同じ野原の上にいるなんて、ちゃんと理論通りです!(丑土と未土は共に陰の土性)
雨の中を走るイノシシも、なぜか頭が光っている鶏も、キャンドルに巻きつく蛇 とってもメルヘン。 そして最後はちゃん戌(犬)と辰(龍)が 戊(山岳)地帯にいます。 龍を見つめている犬も後姿が絶対にいい! これ私に書けっていったって絶対にこんな構図思いつかない。 子供達の柔軟な思考力って素晴らしい!
もう一つの作品は、十干十二支が見事に融合。 十干という空間の中に十二支の時間の神様が思いっきり仲良く楽しんでいます。 額縁に入れて部屋に飾りたい作品です。
子供達の感性 ありがとう! 干支覚えてね。 聖徳太子の時代から明治維新まで使われていた日本人の暦だから…。