菜根譚は、内乱や政争が相次ぎ混迷を極めた明代末期、万歴帝の時代(1572-1620)の哲学者、洪自誠によって書かれた随筆集です。
この本が書かれた時代は、派閥闘争や農民一揆、豊臣秀吉の朝鮮侵略、東北方面の女真族の勢力拡大など混迷を極めた時代であり、ついに1636年に明王朝は滅亡し、漢民族は迫害、異民族である女真族の清王朝が樹立されたのです。
このような時代の大過渡期に書かれた、「生き方のバイブル」こそが、「菜根譚」
これから「どう生きるか」
生き方を考える勉強会にしたいと思っております
著書の洪自誠は、明王朝のエリート官僚。
「科挙」という官僚試験は、
膨大な儒学の本を暗記するなど、超難問。
そこまで頑張って官僚になったのに、
待ち受けていたものは、
既得権益を固守する
「今を変えたくない人たち」による派閥闘争。
その世界に嫌気がさして引退し、書き記したのが「菜根譚」。
そのため、菜根譚には逆境を経験したからこその冷徹な視点があり、今の時代に通じる、鋭い人間洞察が書かれています。
「東洋古典」と聞くと、難しそうに感じてるかもしれませんが、この勉強会は、各々の立場から自由な解釈をしていきながら、今の生活にどう役立てられるか「実践的な学び」を共有します。
日本語の出来る外国人も参加下さるため、どうすれば彼らに伝わるか。限られた時間で、相手の心に響く発言を伝えるという、プレゼン能力が磨かれます。
お互いの国の考え方の違いを学び、こころの通じ合う友達を世界中に作っていきましょう。コロナが落ち着いたら皆でリアルに会うのを楽しみに。東洋古典はアジアの共通教養です。
色々な人と、繋がることはとても大切
話しながら心を元気に開放しましょう。
自宅で寛いだ姿で勉強できるのも、
オンラインならではの贅沢な時間です。
講談社学術文庫¥1430 各自個別に購入下さい。
私たちは、オンラインを活用した東洋古典勉強会を、2020年4月から、毎朝15分間、行ってきました。
活動を通して感じたことは、参加者との一体感。
今回はその一体感を世界に広げ、東洋古典の学びという一つのコミュニティを築きたいと思っています。
アフターコロナの時代に確かなことは、再び人的交流が始まること。それまでに、良い仲間を作り、お互いを理解できるコミュニケーション力を磨いていきたいと思います。
そのような主旨から、私たちはこの会を主催します。
上海在住暦学士 人事コンサルタント
暦学士 代表
相互理解を深めたい
人事運営コンサルタントとして、上海で中国人スタッフの教育や指導を行なっております。
赴任当初から仕事を進める上で難しいと感じたことは、言語よりも価値観の違いでした。日本企業での経験に基づき「こうあるべき」論を唱えたところで理解されませんし、反発を招きます。
日本の常識は中国では非常識であり、その逆もまた然り。
そこで私は、まず相手を知り、共通の価値観を見つけ出して、擦り合わせていくことから始めました。
私たちに共通するものは歴史的関わりであり、相互の歴史や文化を知ること。それを意識して以来、トラブルや難しい問題に直面した時も、古典からの「格言」を引用するなどして、建設的な議論に変換し、信頼関係を築くことができるようになりました。
パンデミックが収束すると、海外との交流、特に中国や華僑との交流は勢いを増すでしょう。今の内に、準備出来ることは何か。
アジアの共通言語である東洋古典を彼らと共に学び、価値観の多様性を理解する事だと思います。
そのような想いから、協会活動として菜根譚無料オンライン講座を開催します。この学びの輪が、多くの国に伝播することを願っております。
勉強会モデレーター
力蔵 RIKIZOO
オンライン寺小屋を作りたい
東洋古典を学ぶには、会場準備などもあり、無料運営が難しく、そのため、限られた人たちの学びに過ぎませんでしたが、オンラインの普及により、学びの世界は身近になりました。
「古典を学ぶ」というと古臭いものに感じるかもしれませんが、当協会は、それを、今の時代に落とし込んで発信しなければならないというルールがあり、それを行うことで創造性が身につきます。
東洋古典には今抱えている問題の全てのソリューションも、イノベーションのヒントも数多く記されています。
「次世代に伝えたい」という願いがあったからこそ、古典として継承されているのです。
当協会の中核は、個人のプロファイリング技術「暦学」ですが、解析結果のアドバイスとして古典教養と哲学的解釈が出来ない限り、占いで終わってしまいます。
東洋古典は一度や二度の受講で身につくものではありません。継続して参加することで、世界の見え方も変わってきます。だからこそ、参加は無料にしました。
今回は原書を選びましたが、難しいからこそ自信に繋がります。自分を育てるのは自分しかありません。是非楽しく学んで戴けたらと思います。
協会 代表
山脇史端
プレゼンテーターとは、講師として発表する人たちのこと。
東洋古典を語れる人間になるには、自分で発信することが何より大切です。どなたでも挑戦戴けるので、気軽にお申込み下さい。
自分のパワポはみんなのもの。
みんなのパワポは自分のもの。
パワーポイント資料・見逃し配信が提供されます。資料は共有使用可能なため、ご自身の仕事や発信に活用下さい。
©一般数理暦学協会の明記は必須。
能力をアップするには、プレゼンテーターになって自分を追いつめること。
発信しない限り、いつまでも受信者で終わってしまいます。
約2か月に一度しか講師の当番は廻ってきませんが、この緊張感が受講のモチベーションをアップさせ、あなたを着実に成長させます。
※受講生は無料。講師(プレゼンテーター)のみ有料。