教育現場における数理暦学の活⽤法⑤ Seewer瑞恵

夏休みに入りました! 子供達と向き合う大切な時期です。

ちなみに、五行説でいうと、夏は火性、若さ、エネルギー、子供達、そして未来!

子供達の未来を考える大切な時期であると捉えます。

私は人生の多くの時間を、英語教育を通して、たくさんの子供達とお母様方に接する貴重な経験をさせて戴いております。

私自身も一男一女の母として、子育てに戸惑う事もありました。特に夏休みは・・・(笑)。

夏は若さのエネルギーが活性化する季節です。

そんな季節に、時間を持て余して家にいるんですから…。 使いきれないエネルギー満載です!

どうすれば、秋からの収穫にこの子達の夏を活用できるか…悩みは尽きません。

だからこそ、少し冷静に観察してお子様の可能性と性質をつかんで欲しいと思うのです。

今回は、夏休み特別バージョンなので2回に分けてお話しさせて戴きます。
干支暦学を学んで下さっているお母様方にとって、子供達の能力を伸ばす参考になればと願っております。

干支暦学は、一生使える知識です。

子供達を客観的に捉えることで、子供達の未来を創りあげていきましょう!

 

年干支マジック

前回のブログで年⼲⽀から学年別(⽣まれた年)の特徴を捉え、私が教育現場で指導する際に気をつけている点についてお話ししました。
年干支とは、子供達が生まれた年の干支暦です。

例えば今年は戊戌年です。2018年2月4日~2019年2月3日に生まれた子供達の年干支は《戊戌》になります。

戊戌年といっても、何て読むのか?!悩んでしまわれると思います。
中国風に読みたければ、ボジュツ。日本風に読みたければ、ツチノエノイヌ。
干支暦学風に読みたければ、ボドのイヌ。

ここではお好きなスタイルで読んで下さい。

間違えて欲しくないのは、2018年2月3日生まれの子供は、戊戌年ではありません。丁酉年です。
つまり、イヌ年ではなく、トリ年になります。

この誤解は、グレゴリオ暦(西暦)と干支暦(旧暦)を混ぜで考えるから起きる、日本以外のアジアの国からみたら《常識では考えられないミス》です。

旧暦では新年は2月4日から新年は始まります。

しかしローマのグレゴリオ法王が制定した西洋暦は1月1日からです。
この2つのお正月にズレがあり、干支は旧暦なのに、無理やりグレゴリオ暦に干支を組み込んだものだから、起きている大いなる誤解です。

まずは、しっかりと我が子の本当の干支を把握していきましょう。

新年度の学期(新学期)は、4月1日から始まります。

今年度の場合、2018年4月1日~2019年3月31日生まれの子供達は、2018年度の新入生となります。

その中には、2018年4月1日~2019年2月3日生まれの子供(戊戌年)と、2019年2月4日~3月31日生まれ《己亥年)の子供が混在する事になります。

日数で計算すると、308日対55日 5.6人に1人の年干支が違う事になります。

つまり、30人いたら5~6人の子供は、年干支が違う事になり、大きく捉えた質も違うはずです。

これはクラス全体にどのような影響を与えているか… これこそ統計学として興味のある分野です!

 

年干支だけでは判断できない!

今回は、⼦どもたちの年⼲⽀から学年の特徴を捉えるだけでは指導に活かせないこともある、というお話を実例を挙げてお話ししようと思います。

年⼲⽀の特徴以外に、他の要素で捉えることも必要であること、⼦どもたちだけでなく、指導する側の要素も⼤いに関わってくるというお話です。

ですからお母様方ご安心下さい。我が子は3月生まれだから少数民族!?とご心配される事はありません。年干支はたったひとつの要素に過ぎないのです。

そして、今回のお話は、私もまだ数理暦学の知識を現場で⼗分に活かしきれておらず、今もまだ解決法を暗中模索中であることをご留意いただいた上で、読んでいただければと思います。

私の英語塾の2003 年⽣まれの⼦どもたちのお話です。
2003 年は癸未(きすいのひつじ)の年です。

年⼲は、⾃然界では⽔滴や⾬、雪、または⼩川をあらわす「癸」、年⽀は、乾いた⽥園や砂漠などをあらわす「未」。⼩⾬が降るには降るのですが、⼲上がった⼟地に降るため、降っても降っても燥⼟に吸い込まれていくようなイメージ、降った跡形が全く残らない砂漠のイメージです。

⽇⼲が「癸」の⼦どもは、私が⻑年⼦どもたちを指導して感じるのは、隠れてでもコツコツ努⼒する⼦が多く、⽐較的勉強ができるのが特徴です。

ところが、2003 年「癸未」⽣まれの⼦どもたちは少し違いました。

そこから遡ること10 年前の1993 年「癸⾣」⽣まれの⼦どもたちに⽐べると、学年全体で⾒たときには、学⼒、スポーツにおいて、結果がいま⼀つあらわれていないような気がします。

ただし、これはあくまで年⼲⽀で捉えた特徴であって、⽇⼲⽀で捉えた特徴ではありませんし、個⼈的には結果を残している⼦もいるので、誤解なきようお願いします。

本来、「癸」は⾃然界では⽔滴や⼩⾬など、少量の⽔を表すので、あまり活発なイメージがありません。

同じ⽔性でも「壬」は⼤河や⼤海をあらわすので、躍動感があるイメージです。

ところが、当塾に来ている2003 年⽣まれの⼦どもたちは、しとしと降る⼩⾬のイメージは皆無で、⼟砂災害をも引き起こしそうなくらい勢いのある⾬でした(苦笑)。

もちろん⼀⼈⼀⼈の⽇⼲⽀は異なるので、個⼈の特徴は全く違います。

何度も⾔いますが、あくまでも集団のイメージです。

前年の2002 年の特殊⼲⽀「壬午(じんすいのうま)」⽣まれの⼦どもたちに匹敵するくらい、指導するのに⼿こずる⼦どもたちの集団。

それが当塾に通ってきている2003 年⽣まれの⼦どもたちです。

*壬午⽣まれの⼦どもたちの学年カラーについての記事をまだお読みでない⽅はコチラからどうぞ

 

数理暦学を学び、この2003 年⽣まれの⼦どもたちの年⼲⽀を出した時に、「本当に“癸”?」と、思わず疑ったくらいです。

そんな「ゲリラ豪⾬」のような⼦どもたち(笑)の授業の後は、私だけでなく、講師⼀同、毎回ぐったりします。
25 年間の私の英語指導の歴史の中で、正直この学年指導に⼀番苦労しています。

この⼦たちを指導するのは本当に⾄難の技で、数理暦学を知る前は、いわゆる教育書や⽣徒指導書、および児童⼼理学書に答えを求めました。講師たちとも話し合い、あの⼿この⼿で指導の仕⽅を変えました。
ところが、まったくもって機能しませんでした。「うちはあくまで英語塾であり、義務教育である学校ではないのだから、今年度限りでこの学年クラスを廃⽌しようか」と、真剣に考
えたこともありました。

この学年を担当する講師が次々に辞退を申し出るのも、私に追い討ちをかけました。

しかし、数理暦学を知った今は、あんなに悩んだのが嘘のようです。今でもまだ完全に解決したわけではありませんが、少なくとも「ゲリラ豪⾬」が降る原因がわかりました!
その原因はいたってシンプルなものでした。

この話は、勿体つけるつもりはないのですが、少し長くなりますので次号でご説明できればと思います。
ブログは余り長いと、読み手が辛くなるという指導を戴いているため、ご理解戴けたら幸いです。

 

子供達の干支暦はとても素直にその意味が表出します。

生まれた時に決められた命式なので、年齢を重ねた私達に較べて、《比較的最近生まれているから、覚えているのかしら…》と思う事もあるのです。

年齢を経るに従い、自分の干支暦を忘れていくようです。

それで一生懸命《自分探し》をしてしまう。

この夏は、自分探しをしてみるのも面白いかもしれませんね。

 

それでは、次回をお楽しみに!

多くのお母様方始めとして、干支暦学を勉強中の皆様方の参考になればと思っております。

 

(広島支部長 Seewer 瑞恵)