課題解決策

  •  解決するための最善の⽅法・技術
  • ⽅法・技術が、解決される側の⽴場から考えられている

課題を解決するには、誰もが使用できるデータベースの構築が必要であると感じました。

干支暦推命法とは、陰陽五行論に基づき、そこに季節・色・方位・本能・徳などを配し、四季を織り交ぜた特徴を人物の特徴に当てはめたものです。古代中国の殷、西周で理論体系され、孫子・孔子の登場した春秋戦国から秦にかけて発展、前漢から後漢にかけて体系化されてきたこの理論は、陰陽五行からなる万物の様相は、四季という時間の流れで絶えず変化するとし、それを変易数としました。

この変易数こそが人間心理の移り変わりの分析理論であり、旺相休囚死という仏教の輪廻理論にも通じる古代理論です。その理論に基づき数理化することにより、Coreプログラム≪UNGA≫を構築しました。

干支暦推命法は、遣唐使・遣隋使を通して基礎理論が暦法と共に伝承、陰陽寮(奈良時代の律令制で設置)が管轄してきました。更に進化し編纂された理論は、江戸時代中期、長崎の出島に推命学の本が伝来、鎖国下の学問統制の時代でもあった為、陰陽寮の末裔、京都の土御門家に伝承されるのみで、一般庶民に伝わることはありませんでした。

明治に入ると、政府は諸外国に合わせる為、奈良時代より使われてきた旧暦からグレゴリオ暦に改暦、同時に神仏分離政策、廃仏毀釈などと共に、古来より伝わる陰陽五行の考え方も廃却し、軍国主義に向かいます。

わが国で、この知識が注目を浴びるようになったのは、戦後になってからです。

戦後、中国では共産党国家が樹立、毛沢東による知識階級の弾圧により、多くの儒学者・暦学者などの知識人が、古代より中国王朝が門外不出の秘儀の学問とされてきた《推命学》の知識を携え亡命、台湾・香港・シンガポールなど東アジア文化圏全体に分布され、華僑ビジネスを支えるコンサルタント技術として活用されています。現在の中国では、手相までは許可されていますが、干支推命法は国家を転覆させる知識として禁止されている技法なのです。

我が国には、戦後、大陸からの亡命者や邦人引揚者を介して伝わりました。
四柱推命、算命学、九星気学という名称で知られている学問は、日本独自の名称で、干支暦推命法・子平法をベースに編纂された学問です。

1960年代から占いや手相のベストセラー本が相次ぎ、1970年、女性誌で始めて星占いの特集を「アンアン」が特集されました。

1973年は「ノストラダムスの大予言」などブームは続き、《中国占星術》《天中殺》《大殺界》《動物占い》などで、推命学の一部が活用され、ブームになりました。

算命学も四柱推命も、推命学から分派したこの学問は、中国王朝の秘儀とされた学問故に、《隠語で記述され非常に難解》な面が多々あること、天文学をベースとしている為、複雑な計算式が必要である事。 その為、習得するのに5年、解釈するのに5年、使いこなすのに5年、最低15年は年月を要するとされてきました。

私も、算命学の第一人者清水南穂先生の個人指導で、師事を戴くという非常に恵まれたご指導を戴きながらも、10年経過した時、始めて全体像を理解した程、非常に難義な学問でした。

その私の経験を基にして導き出した教育法は、計算と暗記の補助となる情報をIT化する必要性、正しい解釈のための歴史文化背景を理解、幾多ある技法の中のコアとなる知識を集中的に論理性をもって指導、ケーススタディやグループワークを行いながら、学んだ事を発信する実践教育を行う事、以上の4点で構成されており、それを協会の教育として構築する事で、多くの人が安心して学ぶことを可能としました。

我々は、新しい時代に合わせた教育法を確立し、この知識を用いて、カウンセリングやファシリテーション、コンサルタント業務など、幅広い範囲で応用し、活用できる教養ある人材を育成することで、日本に新しいカウンセリング技術を確立したいと願っております。